院長・スタッフブログblog

正しく食べて虫歯が防げる6つのポイント

皆さまこんにちは。

東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。

気づけば一年の半分を迎えようとしています。

コロナの影響でマスクが手放せない日々ですが、この時期のマスクは辛いですね><

コロナ予防の為とはいえ、マスクの息苦しさで体調不良の心配もありますので、皆さま引き続き体調にお気を付けくださいませ。

 

さて、今回は食習慣について少しお話させて頂きます^^

虫歯予防にはしっかり歯磨きをすることは大前提なのですが、正しい食事の摂り方をするだけで虫歯が予防に繋がるとしたら・・・??

今まではいつの間に出来てしまった虫歯を治してはまた出来ての繰り返しだった方も

今日から出来る6つのポイントで今までの食習慣を見直して虫歯発生のリスクを減らしましょう。

 

そもそも虫歯ってどうしてできるの・・・?

歯の表面に付く“歯垢”の中には沢山の細菌が含まれていますが、そこに含まれる虫歯菌は食事によって運ばれてきた糖を分解して酸を作り歯の表面を溶かします。それと同時に食べ物を噛むことで唾液が分泌され洗い流される事で酸は薄まり歯を補修します。食事を摂るたびに虫歯菌vs唾液の攻防は繰り返されますが食事をこまめに摂る方は虫歯菌の働きの方が優勢になり歯が溶かされていってしまい虫歯が出来てしまうのです。

 

正しい食事の摂り方6つのポイント

1.だらだらと時間をかけて食べない

一日で食べる回数が増えるほどお口は酸性に傾き虫歯になりやすい口内環境へと変化します。

唾液の自浄作用により歯を健康に保てる環境に戻るには時間がかかります。よくアメをなめる、ジュースを毎日飲む、ダラダラ食べながら仕事したり、頻繁に甘いものを摂取する等の習慣をやめる、または回数を少なくして歯にも休む時間をあげましょう。キシリトールの製品やお茶や水に変えることでも虫歯の予防に繋がります。

 

2.よく噛んで食べる

よく噛むことで唾液の分泌が促進され酸性に傾いたお口の中を中和し歯の表面のエナメル質を再石灰化現象により自然に修復して歯を守ってくれます。1口につき30回を目標によく噛みましょう。

 

3.甘いおやつは食事と一緒の時間に

虫歯にはなり易いかもしれないけどどうしても甘いもの食べたい!!という方には食事と時間を空けずに甘いものを食べる事で虫歯が進行しにくくなります。食後にお水やお茶で糖分を洗い流して酸を作らないようにすれば効果もUP

 

4.水分補給には水かお茶を

普段の水分補給でスポーツドリンクや缶コーヒーなどで糖分を摂るのはお口の中の細菌にえさを与えているのと同じようなものです。虫歯予防にはお水やお茶などのノンシュガーのものをおすすめします。

 

5.寝る前は食べない

就寝中は唾液の分泌が減少します。寝る前に甘いものを食べてしまうとお口の中に残った糖分が洗い流されずにそのまま虫歯菌のエサとなってしまいます。ちなみに食べ物が胃から腸へ移動するのに大体1時間といわれているので最低でも2時間前までに食事を済ませておけると歯だけでなく身体への負担も少なく済みます。

 

6.量ではなく間隔が大事

同じ量のお菓子を食べるのであればダラダラと長時間かけて食べるよりも1度に食べてその後に時間や間隔を空けたほうが虫歯になりにくいです。

甘いものを食べても虫歯になる人とそうでない人。ポイントは食べ方とタイミングにあります。

正しい食べ方と寝る前の歯磨きで今までの虫歯のサイクルとさよならしましょう

 

いかがでしたか??

そんな大変なことをしなくてもちょっとした意識の継続で虫歯予防はできます!

まずは1つからでもいいので、「続けること」を第一の取り組んでみましょう^^