皆さまこんにちは。東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。
ついに6月も終わりを迎え、気が付けば今年の半分が過ぎましたね!
梅雨時期ということもあり、湿度が高く蒸し暑い日々が続きますが体調等はみなさまお変わりなくお過ごしでしょうか^^?
今回は歯ブラシの材質について少しお話させていただけたらと思います^^
ドラッグストアなどの歯ブラシコーナーへ行くとたくさんの種類の歯ブラシや歯磨き粉等が売られていますよね!
歯科衛生士をしている私でもこれだけ種類があったら「どれを選べばいいんだろう‥‥汗」と迷ってしまいます><
歯ブラシの特徴としては、
・毛の材質(ナイロン、ポリエステル、動物毛 等)
・毛の硬さ(やわらかめ、ふつう、かため 等)
・ヘッドの大きさ(コンパクトヘッド、ワイドヘッド 等)
・歯ブラシの形状(山切りカット、2列植毛 等)
等、まだまだ例をあげたらキリがないですが、一例だけでもこんなにたくさんの分別ができます^^
これら全てを把握して選択する必要はありませんが、何を注意して選んでいけばいいか、参考までに特徴の詳細を載せていきたいと思います^^
今回は特徴の中でも《材質》にスポットを当ててご説明させていただきます☆
歯ブラシの毛の材質には下記の種類があります。
①人工毛(ナイロン、ポリエステル等)
②天然毛(豚毛、馬毛等)
それぞれがどのような特徴があるか下記にまとめてみました^^
《ナイロン》
一番メジャーといわれるものです。
丈夫で切れにくいというメリットから販売されているものの95パーセントの歯ブラシがナイロン製と言われています。
ナイロン歯ブラシは吸水性が低く、細菌繁殖しにくいと言われています。
《ポリエステル》
歯科専売品に多く取り扱われている材質です。
ナイロン以上に吸水性がほとんどなく速乾性もあるため、衛生面ではナイロンよりもポリエステルの方が優っていると言えます。
また、ポリエステルは柔らかく・コシがあり、耐久性にも優れていて同じ磨きかたをしてもナイロンに比べると4倍近くも耐久性が良いといわれています☆
《自然毛》
動物の天然の毛の歯ブラシは、非常にソフトな感触でできています。
人工毛よりも柔らかい毛質であり、毛先全体が使うことに摩耗し丸くなっていくので歯茎を傷つけることが少ないでしょう。
また、復元力があるのでナイロンに比べると毛の広がりも少ない傾向があります。
ただメリットだけではなく、自然毛なので吸水性があり、ほかの材質に比べると歯ブラシの乾く速度が遅い特徴があります。
渇きが遅いと雑菌が繁殖しやすい傾向にあるので、使用した後はなるべく風通しのいいところ等で管理ができるといいかと思います^^
このように歯ブラシは見た目での違いも様々ありますが、同じ形態のものでも材質だけでこれだけの特徴をもっています!
次回も続けて歯ブラシの特徴についてお話しできたらと思いますので、皆さまの参考になれたら幸いです^^☆