皆さま、こんにちは。東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。
誰しもが子供のころから習慣になっている歯磨き。
食後すぐ磨いたり、あえて食後30分以降磨いたりとタイミングは様々。。。
今回はそれぞれのタイミングの特徴を見直してみたいと思います♪
①「食後すぐ磨くこと」
食事したら歯を磨く。食事と歯磨きが一連の動作になっているので、習慣化するという意味では良いと思います。
ただ、直後に磨いたからといって、その後磨いた時との効果は変わません。
②「寝る前の歯磨き」
これは一理あります!寝る前or夜の歯ブラシはとても大切!!
それは、お口の中のばい菌は寝てる間が一番活発に活動するからです。
「寝る前(夜)にどれだけお口の中をキレイに出来るか!?」は1日の歯磨きのなかで最も重要な時間です!
③「朝起きたらすぐに」
特に変わりません。おそらく、夜ちゃんと磨けてないと口が気持ち悪くなることや、エチケットとして磨く人も多いのではないでしょうか。
決して「磨かなくてはいけない時間!」というわけではありません。
④「食後30分は経ってから」
間違ってはいませんが、万人に対して行ってほしいものではありません。
歯を溶かす酸はバイ菌が出すものだけではなく、梅干など食べ物そのものが酸性のものも含まれます。
酸性食品を摂った直後は歯のミネラルが溶け出している為、すぐ磨くと歯が削れてしまう恐れがあるので、このような酸性食品を多く摂った時は、少し時間が経ってから歯磨きした方が歯にも負担がないですよ♪というわけなんです。
細菌が歯ぐきに影響を及ぼし始めるのは24~48時間後といわれていますので、毎回でなくても1日1回はしっかりと汚れ(細菌)を取り除く必要があるのです。
しっかりと汚れを落とす為には時間がかかります。
《1日1分程度の歯磨きを10回》する人より、《1日1回だけどしっかり歯磨き》する人の方がお口の環境は良好です!
磨くタイミングを細かく気にするよりも、毎日続けられる時間帯を見つけてください。
何より大切にしてもらいたいのは毎日磨く習慣をつけること。
その中で1日1回はしっかりとお手入れするということなのです。