院長・スタッフブログblog

入れ歯作りの知っておいて頂きたい6つのこと

一般的な入れ歯作りのおおまかなステップは、以下の通りです。

1.診査・診断 → 2.印象採得(あごの型採り)→  3.咬合採得(上下のあごのかみ合わせ)→  4.試適(ワックスで作った入れ歯で適合を調べます)→  5.調整・完成  当院の入れ歯作りの手順は、以下の通りです。

第1回 問診・診査 お口と現在ご使用中の入れ歯の状態をチェックします。

患者さまの入れ歯についての悩み(痛い、外れやすい、発音しにくいなど)や、ご希望(口元の皺を減らしたい、もっと硬いものを食べたい、安定した入れ歯にしたいなど)をお聴きします。そして、お口の状態と現在の入れ歯の問題点を確認するために、必要な検査(お顔や口の中の写真、歯茎の状態、あごのレントゲン撮影、簡単な型採り)を行います。 

高齢者

第2回 診断結果のご報告をします。ご相談の上、治療方針の決定を行います。

診断結果をもとに治療方針についてよく説明させて頂き、患者さまとの相談のうえ、治療方針の決定を行ないます 。 もちろん、その場で決定して頂かなくて結構です。自宅に戻られて、是非、ご家族とよくご相談してから決めてください。そして、また何かご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。 治療にかかる費用もお見積もりして、お伝えいたします。 

歯科医師からの説明

第3回 現在の入れ歯の修理、治療用入れ歯の製作をします。

最終的な入れ歯製作に先立ち、「話す」「食事をする」といった機能や、「見た目の美しさ」審美性の回復を図るため、現在、患者さまがご使用中の入れ歯を修理します(修理ができないときや入れ歯をお持ちでない場合は、仮の入れ歯を製作します)。 このステップの中で、あらためて患者さまからご希望を伺い、最終的な入れ歯製作の参考にします。なぜなら、現時点で出来るだけ患者さまの悩みを解決することにより、新しい入れ歯に対して、新たなご希望が出てくることが多いからです。 

入れ歯の修理

第4回 印象採得(あごの型採り )を行います。

お口のなかは、話をしたり、食事をするたびに色々な動きをします。 診査、診断の際に作った模型を参考に患者さまのオーダーメイドの型を採るトレー(枠)を作ります。このトレーを利用して、お口の動き方を調べ、型を採っていきます。 静止した状態のみの型を採るのではなく、動的な状態つまり患者さまと共同作業で型を作っていくため、英語では、Impression takingではなく、Impression makingといわれています。

型どり

 お口のサイズ、形状は皆さん違うため、オーダーメイドの歯型を採るトレーを作ります。 

第5回 咬合採得(上下のあごのかみ合わせ) を行います。

1)高さの決定:歯を並べる位置(高さ、唇の張り具合い、左右のバランス)を決めます。 2)水平的な位置決め:前後、左右に動かしたときのあごの位置を調べます。 

歯の位置

第6回 試適を行います。

ろう(ワックス)で作った入れ歯に人工の歯を並べて、前歯の見え方や唇の張り具合を調べます。 洋服で言う仮縫い、試着と考えて下さい。  入れ歯の「前歯」(人工歯)は45形態12色、つまり540パターンのなかで、患者さまお顔に合ったものを選択して製作します。 また、奥歯は陶材性や硬質のプラスチック製や金属製の中から、患者さまの顎の状態や咀嚼パターンにより選択します。 

ワックス

第7回 入れ歯の完成です。その後は繊細な調整が必要になります。

入れ歯

いよいよ入れ歯の完成です。 ただ、入れ歯が完成してもこれで終わりではありません。義手、義足・人工心臓などと同じように、入れ歯もからだの一部として日常生活の中で機能させなくてはいけません。つまり「人工臓器」であると考える必要があります。お口は色々な動きをしますし、かたちも日々、変化します。そのため、繊細な調整とメインテナンスが大切です。  当院では、時間かけてゆっくり丁寧に説明をし、治療をしていく診療所です。患者様にとって、もっともベストな治療を行います。 保険診療は、誰もが平等に治療を受けられるように考えられたとても良いシステムですが、財政上、限られた材料と方法でしか治療が認められていません。 一方、自費診療は使用材料、方法等の制限がなく、もっとも歯を大切にした再治療の少ない方法が選択できる治療です。贅沢な治療というイメージがあるかもしれませんが、決して、そうではありません。 入れ歯がどうも苦手という方はインプラントも考えています。