院長・スタッフブログblog

私の矯正治療体験記(2)

皆さま、こんにちは!。東京都中央区新富の榎本歯科医院、矯正担当の榎本泉です。

 

今日は「私の矯正治療体験記(2)」として、ブラケット装置を外した後から現在に至るまでお話しいたします。

 

矯正治療を受けられた方は、必ず保定装置(リテーナー)を使用していただきます。保定装置は、歯の後戻りを防ぐための装置です。いろいろなタイプの保定装置があり、患者様の生活環境やかみ合わせなどから決定します。

私の場合は、上あごには取り外しのできる保定装置を、下あごには前歯の裏側にワイヤーを接着しました。取り外しの装置は一日中つけるように父に言われていましたが、やはり着脱ができるとなるとなかなかおろそかになってしまい、、、。それでも就寝時には毎晩のようにつけていました。下あごに関しては、取り外しができないタイプでしたので、私の場合、ひたすら上あごの装置を頑張って使っていました。

保定装置はその種類によってそれぞれメリット、デメリットがあります。

その一部をお話しすると、取り外しのできる装置ですと、やはりお口の中の歯ブラシがやり易く、また口の中から装置を取り出して洗うことができるので衛生面に優れています。しかし、取り外しのできる装置は患者様ご自身が使わないと全く効果はなく、せっかくきれいに並んだ歯が徐々にもとの位置に動いていってしまうのです。また、紛失や誤って壊してしまう可能性もあります(そのような場合は、速やかに新しいものを作ってもらいましょう)。一方、歯の裏側をワイヤーで接着するような取り外しのできない装置ですと、患者様ご自身によるつけ忘れはなくなりますが、ワイヤー周囲の歯ブラシが難しいためプラークや歯石がつき易いといったことが考えられます。うっかり何年間も歯医者に行かないことがありますと、虫歯になる危険性もあります。

私自身は、上あごの保定装置を2年間ほど、夜寝る時に使用しました。そして下の前歯につけたワイヤーも数年後、何かの拍子に接着剤が取れたのを機に外しました。保定装置を使わなくなってから、早や20年になります。

現在の歯並びはというと、多少の後戻りが認められますが、矯正医としての立場から見ても、大きな変化なく安定したかみ合わせが維持できています!

矯正治療を終えて、数十年経ってもなお歯並びが維持できていることは患者様にとってもそして私達矯正医にとっても、とても喜ばしいことです。

治療終了時の仕上がり具合、そして保定装置の使用状況など先生側の技術と患者様の協力があり、初めてキレイな歯並びの維持ができるといえるでしょう。