院長・スタッフブログblog

私の矯正治療体験記(1)

皆さま、こんにちは! 東京都中央区新富の榎本歯科医院、矯正担当の榎本泉です。

 

今日は、「私の矯正治療体験記」と題して、私自身が実際に矯正治療を受けた感想と、そして治療後20年を経過した現在、どのようになっているかを2回に分けてお話ししたいと思います。

 

今からさかのぼること、約30年前。中学生になった頃、私は矯正治療をスタートしました。

それまでの私の歯並びは、八重歯が飛び出していて、笑うと唇がその八重歯の上に乗っかり張り付いてしまうような状態でした。前歯は上も下も重なりが強く、歯並びはガタガタでした。小学校高学年の頃から、子供ながらに自分の歯並びが嫌だなー、と思っていました。当時の写真を見ても、歯を出して笑っている写真はとても少なかったです。

私の場合、父が矯正歯科医でしたので歯医者の選択で迷うことなく、父と相談をして矯正治療をスタートすることにしました。以前、このブログで治療開始時期のタイミングについてお話ししましたが、私ももちろん、第二大臼歯まですべての永久歯が生えそろった、中学生になってから検査を行いました。

いくつかの検査の結果、私は歯が並ぶ土台(上あご、下あご)の大きさに比べて歯のサイズが大きいために、デコボコの歯並びとなっていることが分かりました。そこで歯を土台にきれいに並べるために、合計4本の永久歯を抜くことになりました。歯を抜くことにあまり抵抗はありませんでしたが、注射がとにかくイヤでした。注射さえ乗り越えられれば、抜歯は思ったほど大変なものではなかったように記憶しています。そして、すべての抜歯が終わってからいよいよすべての歯にブラケット装置をつけ矯正治療がスタートしました!

「矯正治療中、ずっと痛いのでは?」とご心配の方もいらっしゃるかと思いますが、私は矯正治療を通して一番痛みを感じたのは最初でした。初めて装置にワイヤーを通して、3,4日間は歯に触れると今まで感じたことのないじんわりとした歯をグーッと押されるような痛みが一日中ありました。歯を接触させていないと、つまり口を開けていると痛みはあまり感じませんでした。日が経つにつれ初期の痛みは薄らぎ、1週間もするとあまり気にならなくなりました。考えてみても骨の中に植わっている歯(根っこ)を動かしていくのですから、多かれ少なかれ必ず痛みはあります。ただ、私達医師側もできるだけ患者さんに痛みの少ない治療を心がけますし、その痛みを和らげる工夫はありますので、痛みに不安のある方は医師とよく相談し対処方法を模索することはとても大切だと思います。

矯正治療中は約1か月に1回の割合で通院しました。その度に、数日は違和感がありましたが中学生で学校生活が忙しかったためか、生活に困るほどではありませんでした。途中、歯ブラシがおざなりになり父に注意されたこともありますが、約2年間に渡る治療はあっという間に終わったように思います。ほんの少しずつ歯が動いていきますので私自身、毎日、鏡で歯を見てもきれいに並んできている、という感覚がありませんでした。

ですが、ブラケットとよばれる装置を外した時の爽快感と驚きは、今でもはっきりと覚えています!。いつの間に、こんなに歯が真直ぐにきれいに並んだのだろう?!、と不思議にさえ感じました。

ブラケットを外した喜びもつかの間、今度は取り外しのリテーナーという後戻り防止装置を一日中つけることになりました。

リテーナーをきちんとはめるか、はめないか、実はこれが今後の歯並びの維持においては、とても大切だったのです。

続きはまた次回、お話ししたいと思います。