院長・スタッフブログblog

親知らずの抜歯理由

皆さまこんにちは。東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。

日々診療をしている中で、虫歯や歯周病等いろんな理由で抜歯することがありますが、そのなかで【親知らず】を抜歯する機会は割と多くあります^^;

決して【親知らず=抜歯】という訳ではないのですが、なぜ親知らずが抜歯する機会が多いのか・・

例を挙げながらご説明いたします^^

 

◎まず【親知らず】とは?

親知らずは、奥歯の一番奥に生えてくる第3大臼歯(3番目の臼歯)のことをいいます。

元から生えてこない人もいますが、すべて生えると上下で4本になります。

一般的に永久歯はすべて15歳前後までに生えてきますが、この親知らずだけは10代後半から20代前半くらいに生えてくるため、「親に知られずに生えてくる」という意味で「親知らず」といわれています。

この由来みなさんご存知でしたか^^?

 

親知らずの抜歯理由としてはその特有の生え方に大きな原因があります。

正常に生えている場合    斜めに生えてきた場合

  

親知らずは前歯から数えて8番目の歯なので、限られたスペースに萌出しようと試みるため、生えるスペースがなくて上図のようにまっすぐではなく斜めや半分埋まっている状態で生えてきてしまうことが多々あります。

こうなってしまうとただでさえ親知らずは歯ブラシが届きにくいところなのに余計親知らずと手前の奥歯との間にプラークが溜まってしまい歯周病や虫歯ができてしまうケースが多いのです><

通常の永久歯がむし歯になったら、歯質を削って修復したり、神経までいっていれば根っこの治療を行ったりするなどして、歯の残すことを第一に考えます。

ですが、親知らずの場合はもともと清掃性が悪く、保存的な処置を施してもその後のちゃんとした歯磨きケアができないため治療してもまた再発するリスクが高いことから、抜歯が適応されやすくなっているのです><

また、親知らずを早期に抜歯するほかの理由としては、周囲の歯や組織に悪影響を与えやすいという点が挙げられます。

問題のある親知らずを放置することで、本来健康だった手前の奥歯(第二大臼歯)の支えている骨が吸収されたり、接触面が虫歯になってしまったり、と悪影響を受けやすいからです。

また、親知らずは横向きに生えることが多い為、 手前の歯をグイグイと押し、歯並びに悪影響を与えることがあります。

 

このように、親知らずはいろいろな理由から抜歯が優先される永久歯です。

とはいえ、全ての親知らずを抜歯しなければならないわけではなく、状態によっては保存できることも多々あります。

意外と自身の親知らずの現状を把握されてない方は多くいらっしゃいますので、症状の有無にかかわらずまずはご自身のお口の状況を知るためにも定期健診への受診をお勧めいたします^^