院長・スタッフブログblog

虫歯になりやすい3つの時期

皆さまこんにちは。東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。

「ちゃんと歯磨きしないと虫歯になるわよ!!」とよく子供の頃言われた経験がある方は多いのではないでしょうか。

虫歯は生活習慣病です!!

乳歯はいずれ永久歯に生え変わるものの、永久歯は生えたら一生使っていくものです。

虫歯になりやすい・なりにくいの個人差もありますが、食生活の乱れ・歯磨きの丁寧さ等で誰しも虫歯になる可能性はあります。

また、年齢によって口腔内・生活環境は変化するので、虫歯のリスクも変わってきます。

ご自身の歯を一生涯使っていただきたいので、今回は生涯のライフステージの中で特に虫歯になりやすい3つの時期についてご説明いたします^^

 

《幼少期》 6~12歳くらい

乳歯から永久歯に生え変わる時期です。

まだ生え始めたばかりの永久歯は虫歯に対してとても弱い状態です。

また、自分で磨くようになる分、親の管理下からはなれる為磨き残しが著しく増える傾向があります。

乳歯と永久歯が混在した凸凹の歯並びがよりお手入れをしにくくさせてしまっているのも一つの原因といえるでしょう。

 

《思春期》 12~18歳くらい

中学・高校生あたりになると部活等でスポーツドリンク等を頻繁に飲む機会が増えたり、

日常生活も小学生だった時と生活環境がとても変わります。

また成長ホルモンの変化で歯肉炎が増えることもあり、生活環境や食習慣の変化で虫歯になる確率が高くなる時期といえるでしょう。

 

《高齢期》 60歳以降

加齢とともに歯肉は下がってくる傾向があります。

そうすると今まで隠れていた「象牙質」が歯茎から露出してきます。

この象牙質は歯の冠部分の「エナメル質」とは強度が劣るため、とても虫歯にかかりやすくなります。

また、加齢的や、服用薬の副作用で唾液分泌量の低下するため、今まで虫歯がなかった方でもこの年齢になって急に多発することも少なくありませんので、今まで以上に歯の根元のケアが重要になってきます。

 

上記の時期以外は虫歯にならないという訳ではありませんが、このように生活環境でお口の環境も変わります。

お手入れをしっかり行っていても完ぺきに歯磨きすることは難しいので、お手入れだけでなく生活環境や食事習慣に関しても気を付けていく必要があります。

虫歯は痛みはすぐにあらわれるものではありませんので、ご自身で確認しにくい分、定期健診でお変わりが無いかチェックしながら、生涯にわたって歯を守ってい