皆さまこんにちは。東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。
寒い日が続きますが皆さま体調等はいかがでしょうか?
年が明けまた新たに1年が始まりましたが、2021年は去年よりいい年になるといいですね><
前回は虫歯になりやすい食べ物のお話をしたので、今回は虫歯ができにくい食習慣について少しまとめていきたいと思います^^
[虫歯予防が期待できる食べ物の条件]
・糖分が少ないもの
・お口の中に残留しにくいもの
・歯にくっつきにくいもの
・食物繊維が豊富なもの
・硬すぎず、噛む回数が多くなるもの
「糖分が少ないもの」「お口の中に残留しにくいもの」「歯にくっつきにくいもの」がなぜ虫歯予防に期待できるのかは、虫歯の原因になりやすい食べ物の条件の逆と考えていただければ間違いありません^^
では、食物繊維がなぜ虫歯予防に期待できるのでしょうか。
ここで重要になってくるのは「唾液」です。唾液には歯についた歯垢を洗い流したり、歯の再石灰化には欠かせないものです。
実は食物繊維には「唾液の分泌を促す効果」と「歯の表面の汚れを落とす効果」があります!
サツマイモやごぼうなどの根菜類やキャベツやレタス、ほうれん草などの葉物野菜や豆類に多く含まれています。
食物繊維を含んだ食べ物は唾液の消化酵素だけでは分解がされません。
そのため、よく噛んで食べる必要があり、その過程で唾液が多く分泌されます。
食物繊維のイメージとして腸内の掃除とバランスを整えてくれる効果が一般的によく知られていると思いますが、よく噛んで食べることで付着した歯垢などを取り除いてくれるため、歯の表面がきれいな状態になります^^
食物繊維を多く含む食べ物としての一例は
野菜類:ごぼう、サツマイモ、キャベツ、レタス、ホウレンソウ 等
豆類:ひよこ豆、えんどう豆、小豆、大豆 等
海藻類:かんてん、ひじき、わかめ、こんぶ 等
になります^^
また、せんべいなど甘味の少ないものやチーズのようにカルシウムを多く含む食べ物も良いでしょう。
虫歯予防にとって良い食べ物、悪い食べ物についてご理解いただけたと思います。
いきなりすべてを見直していくのは難しいと思いますので、少しずつ日常生活に取り入れていけば無理なく改善していくことができるといいかと思います^^
ただし、歯に良い食べ物を食べているからと言って安心してはいけません。
食習慣と同様に歯磨きなどのケアが重要です!
ケアに関しては、定期的に歯科医院へ検診に行き、お口の中を健康な状態に維持しておくことをお薦めします^^