皆さまこんにちは。
東京都中央区新富の榎本歯科医院、歯科衛生士の緑川です。
寒い日が続きますが皆さま体調等はいかがでしょうか。
最近は「感染」のニュースが後を絶得ません。
どんな重度の感染症もやはり予防方法は日々行っている【手洗い、うがい】等の地道はことみたいですね><
ウィルスは目に見えないのでなかなか防ぎきれないものですが、皆様体調等無理なくお過ごし下さいませ。
今回は【抜歯後の注意事項】に関してお話させて頂きます。
虫歯や歯周病、根っこの破折、親しらず等…。
様々な理由で抜歯をする機会があります。
歯科治療は様々ありますが、やはり「抜歯」は患者様にも辛い選択ですよね。。。><
抜歯の際には【抜歯後の注意事項】としていくつか諸注意をお話ししています。
一例としては
- 抜歯の2日程度はお口をあまり強くゆすがないようにして下さい
- 出血が気になる場合はガーゼ等丸めたものを噛んで圧迫止血をして下さい
- 抜歯後に麻酔が切れた後は2、3日痛みや腫れが出る場合があります
- 抜歯後は激しい運動は避け、安静にお過ごしください
- 入浴は短くお済ませください(シャワー程度)
- 抜歯当日は冷たいタオル等で冷やしていただいても大丈夫ですが、2日目以降は冷やさないようにして下さい
等をお伝えしています。
その中でも、しっかり守ってもらいたい内容が
「抜歯後はお口をあまり強くゆすがない」ということです。
患者様からしたら抜歯直後は血の味もするので、あまり心地いいものではありませんよね。
うがいしたい気持ちも十分理解できるのですが、味が気になってぶくぶくうがいを繰り返していると後に強い痛みを引き起こすことがあるの為、上記のようにお伝えしています。
いったいどのようなことが起こるのか。。。
簡単にご説明いたします^^
上記の症状はドライソケットと言われる状態です。
本来、抜歯して出来た穴には、血の塊が蓋の役目となって血が止まり、次第に穴を封鎖し治癒してくれます。
これが抜歯した部分の治っていく過程です。
ドライソケットは、うがい等でその血の塊が穴から取れてしまい、骨がむき出し状態になってそこに細菌感染が起きている状態のことを指します。
これがとても痛いんです!!
何もしなくてもズキズキと強い痛みをともなったり、 ご飯を食べるなどの刺激が加わるといっそう痛みが強くなります。 痛み止めを飲んでいても我慢できないほど痛い場合もあります。
また、ドライソケットの痛みで特徴的なのは、抜歯より数日遅れて痛みがやってくる点です。
(数日遅れで痛みが強くなる場合もあります)
これは、ドライソケットが抜歯した後に起こる病気だからです。
抜歯後にこのような症状が出た際は痛み止めだけに頼らず医院にご連絡下さい。
また、それ以外にも痛みを引き起こすきっかけとなることがあるのでいくつか例を挙げておきます。
・頻繁なうがい
・舌や指で傷口に触れる
・当日の飲酒
・激しい運動や熱いお風呂
・喫煙習慣
・念入りな歯磨き
等です。